back
伝統を受け継ぐ、
杜氏や蔵人の磨き抜かれた技。
 「はじめッ」、掛け声とともに、ザッザッと小気味よく響く水を切る音。吟醸を仕込む米は今も蔵人が竹ザルを使い、手で洗米します。水切れが優秀な竹ザルは、蔵の特別注文です。

 吟醸の蒸し米を冷ます作業は、男も女も蔵人総出で行います。もうもうと湯気がたつ蒸したての米を手で切り返し、大うちわで扇ぐ風景はなかなかノスタルジック。温度計は不要。杜氏が長年の経験でぴたりと頃合いを見計らうからです。

 五町田酒造では、機械を導入する一方で、昔ながらの技や道具、杜氏や蔵人の手仕事や勘を大切にしています。「手仕事だから素晴らしい」のではありません。近代化も伝統の継承も目的は同じ、「もっと良い酒を醸す」。向上心をもって磨かれた伝統の技は、今も私たちの酒づくりを支えてくれます。